「花の町・フローレンス」とも呼ばれるフィレンツェ。15世紀にバチカンの金庫番として、莫大な富と権力を手にしたメディチ家が、世界にも例を見ない美しい町を築き上げました。アルノ川の対岸から見下ろす市街地の景観はため息が漏れるほど。いつまでも見飽きることのない芸術作品のようです。
古くから交易や毛織物などの工業で盛んだったフィレンツェは、いまでもそのその伝統を生かした手工芸品が有名。革製品や貴金属、紙製品や織物など店先に並ぶ品物にも、細部にまで神経が行き届いた技術の高さと、伝統を受け継ぐ職人の誇りが感じられるに違いありません。
ルネッサンスの都・フィレンツェから郊外に出てみましょう。そこにはなだらかな丘にブドウ畑と牧草がどこまでも広がっています。はるかな丘陵地のところどころに見えるオリーブの林。そして斜面に張り付くように点在する石造りの集落。
世界的なワインの名産地、トスカーナ地方。その風景は豊かなイタリア食文化の象徴のようにも見えます。この地で作られる赤ワイン「キャンティ」の名を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
イタリア芸術の神髄や食文化の豊かさにふれるハネムーン。ぜひ、行き先に加えて欲しい都市です。
フィレンツェには直行便がないため、必ず乗継便になります。また、お手頃価格のホテルは人気があり、すぐに予約がいっぱいになってしまうことも。
美術館やドゥオモなどの施設入場費や斜塔があるピサへ足を延ばすなどを考慮すると、4泊6日で1人30万ぐらいを見ておいた方がいいでしょう。当然、ハイシーズンになればホテル代や航空券代は2倍に跳ね上がりますのでご注意を。
格安で行きたい場合は、中国や韓国などのアジア系のエアラインを利用。最近ではカタール航空が就航し、ドーハ経由でイタリアまで格安で飛んでいます。フィレンツェに近い、ピサへも就航しているので検討してみましょう。
安いホテルから予約が埋まっていくので、できるだけ費用を抑えたい場合は、最低でも3か月以上前から動き始めるようにしましょう。
フィレンツェは直行便がありません。したがって、旅行日数は最低でも7日間ないと往復しただけの旅になってしまいます。
旅行日数をおさえてポイントを絞った観光にするなら、直行便が飛んでるローマとフィレンツェ2都市の周遊旅行がおすすめ。ローマからフィレンツェまでの移動は、飛行機なら約1時間程度。高速列車を利用すれば約1時間30分。日帰りできる移動時間です。
格安で移動したいならメガバス。所要時間や約4時間で、片道平均15ユーロ程度です。運転に自信があるならレンタカーという手も。ほとんどがオートマ車なのでご注意を。
せっかく新婚旅行でフィレンツェに行くのですから、ピサやシエナ、サンジミニャーノなど、トスカーナの郊外へも足を延ばしてほしいもの。ぜひ、8日間ぐらいの日程で、イタリアの魅力を満喫してみては?
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日本同様に四季のあるフィレンツェ。花々が咲き揃う春は、花の都にふさわしい季節。ただ4月下旬からは日差しが強くなり、夕立や気温が急に下がるなど、不安定な日も。でも1日中雨が降り続けることは少ないので、雨が降ってきたらカフェで一休みなどすれば、悪天候も楽しめます。
春同様に過ごしやすいのがフィレンツェの秋。ワイン関連のイベントが多く、キノコ類(ポルチーニ茸など)や栗など、グルメの楽しみ方も満載の季節です。ぶどうから作り出す甘いフォカッチャ、スキアッチャータが楽しめるのもこの時期。9~10月限定です。
サマーホリデー時期の7月~8月はとくに欧州からの観光客が多く、避暑地として人気のフィレンツェはどこも混み合います。日本からのツアー料金が高くなるなるのもこの時期。特にイベントが目白押しの9月・10月は、宿泊ホテルの予約ピーク時期。
この時期に新婚旅行を計画するカップルは予約を早めにしましょう。
1月から2月、3月ぐらいまでは最も寒い時期。でも新婚旅行費を抑えたいカップルには、この時期はオススメです。とくに1月の中旬以降からは、旅費はグッとお安くなります。
かなり寒いので、ハネムーンには向いてないと思いきや、観光客が少ないので美術館巡りには最適。アート好きなカップルは十分楽しめちゃいますよ。
また雪が降ることもあるので、真っ白なベールをかぶったフィレンツェの街並みが楽しめるかもしれません。
ただし、2月下旬からはカーニバルシーズンなので注意しましょう。
中世の趣が色濃く残るホテルが多いフィレンツェ。こぢんまりとした街なので、ロケーションだけでなく、予算と好み、ホテルの設備などに合わせて滞在場所を検討しましょう。
人気のエリアはドゥオモ、フィレンツェ駅周辺。徒歩で名所を回れるので観光に好立地です。とくに高級感あふれるホテルの多いドゥオモ周辺はお値段高めでありながら、そのアクセスの良さでいつも観光客が多く宿泊しています。
4つ星ですが「ホテル ローラス アル デュオモ」は、お部屋やテラスからドゥオモが眺められると日本人に人気のホテル。フェラガモファンなら、ヴェッキオ橋のたもとにある「コンティネンターレ」。
フィレンツェ駅エリアは電車だけでなくバス発着場所もあるので、都市間を移動するカップルにオススメ。客室数の多いホテルの少ないフィレンツェですが、貴重な大型ホテルがあるのもこの地区です。日本人が多く宿泊する「ホテル アルバーニ フィレンツェ」、修道院を改築した「ホテル リボリ」、ウフィツィ美術館と大聖堂の間にある「ホテル・サヴォイ」など、予算や好みに合わせてコンシェルジュに提案してもらいましょう。
憧れのフィレンツェハネムーンは、名門ホテルに宿泊してみては。アルノ川の畔に立つ19世紀末開業の「ウェスティン・エクセルシオールで」は、アンティーク調でまとめられた客室から眺めるフィレンツェの街並にうっとり。特別感たっぷりのハネムーンスティが体験できます。
フェラガモグループ家が所有する贅沢で洗練されたホテル、「ウンガルノ」と「コンティネンターレ」を拠点に、フィレンツェ観光を楽しむのも素敵です。
ほかにも映画「眺めのいい部屋」の舞台になった「ホテルデグリオラフィ」など、フィレンツェには新婚旅行をロマンティックに演出してくれるホテルがたくさん!
フィレンツェにはロマンティックで特別感たっぷりの滞在を実現できる、中世の宮殿や修道院を利用したホテルが目白押し。
たとえば広大な庭園とモダンなアメニティーが魅力の「フォーシーズンズホテル」。フィレンツェの中心部にあるから便利な上に、併設されたスパにはトリートメントルーム、トルコ式バスとジムが完備され、ミシュラン星を獲得したレストランでは地元の食材を使用したディナーを楽しめるんですよ。
フィレンツェのおとなりシエナ周辺ホテルもオススメ。オリーブの木が続くトスカーナの田園風景に囲まれた「ホテル・レ・フォンタネッレ」は、歴史ある建物にレストランや屋外プール、ジム、サウナなどが揃った5つ星のホテル。トスカーナ地方の魅力を存分に味わえます。
ほかにも星の数ほどあるフィレンツェのホテルから、ふたりにぴったりなホテルを見つけて、極上ステイを楽しみましょう。
フィレンツェをめいっぱい楽しむために、映画ゆかりの地を訪ねてみては?
ダン・ブラウン原作の「インフェルノ」で、トム・ハンクスが演じるロバート・ラングドン教授が謎解きに挑むこの映画の舞台はフィレンツェ。世界遺産に登録されている「メディチ家の館群と庭園」のひとつ、ボーボリ庭園や1314年建設のヴェッキオ宮殿、フィレンツェを代表する建物「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)」、そして八角形の礼拝堂「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」などが劇中に登場。そんなロケ地を巡れば、ガイドブックとは違う視点からフィレンツェが楽しめますよ。
限られた時間の新婚旅行。だからフィレンツェ観光の要、ドゥオモも効率回りたいですよね。
正式名称「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」のドゥオモはルネッサンスが生み出したフィレンツェのシンボル。そんな大聖堂の見学は、まず外壁の美しいファサードから。そしてドーム内側に描かれたフレスコ画「最後の審判」に足を運びましょう。身廊の床の大理石装飾もお見逃しなく。
またクーポラ頂上にある見晴台からは360度のフィレンツェ絶景が望めるので、ぜひ登ってみて。でも完全予約制なのでご注意を。
そしてドゥオモ見学の際は肌の露出や携帯電話での通話、タバコ、そして飲食が禁止です。気をつけましょう。
チケットはドゥオモのクーポラ、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、サンタ・レバラータ遺跡、ドゥオモ付属博物館、ジョットの鐘楼共通券になっています。オンラインでも購入ができますよ。
ドゥオモを見学したら、おとなりにあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂もぜひ訪れてみて。
ダンテ・アリギエーリも洗礼を受けたといわれるこの洗礼堂は、ミケランジェロが「天国の扉」と絶賛した扉と新聖書の「最後の審判」を描いた天井のモザイク画が見どころですよ。
14世紀に建設されたヴェッキオ宮殿は、かつてフィレンツェ共和国の市庁舎だったところ。現在でも市庁舎として使われていますが、一部が一般に公開されています。
天井画と壁画で装飾された「五百人広場」は見事。また隠された階段や通路をたどりながら宮殿の秘密を探るツアーも人気です。
そして細い階段を登って宮殿の上に出れば、フィレンツェが一望できますよ。挙式も挙げることのできるヴェッキオ宮殿は、ハネムーンカップルにはオススメのスポットです。
ゆっくり時間をかけて、フィレンツェの隅々まで観光がしたいカップルは、中世イタリアを代表する詩人ダンテの生家も訪ねてみてましょう。
ダンテゆかりの品々が博物館として公開されているダンテの家。ドゥオモとヴェッキオ宮殿の中間地点に位置するので、観光途中に寄るのもオススメです。
またバルジェッロ美術館も、ぜひ訪れていただきたい場所。サン・フィレンツェ教会近くにあるこの美術館は、ドナッテロの最高傑作「聖ゲオルギウス」やミケランジェロ「バッカス」など、14世紀~16世紀の彫刻を間近で鑑賞できるのが魅力。閉館時間が少し早く、開館日も少なめなので、開館時間などを確認してから足を運びましょう。
フィレンツェに繁栄をもたらしたといわれるメディチ家。ルネサンス期巨匠たちのパトロン役を果たし、フィレンツェの芸術を支えたそうです。
そんなメディチ家が所有する建築物やコレクションは壮麗なものばかり。ミケランジェロが手がけたメディチ家の墓所があるメディチ家礼拝堂をはじめ、ピッティ宮殿、ヴェッキオ宮殿、サン・ロレンツォ教会などを回ってみましょう。
メディチ家が所有した巨匠たちの芸術品が堪能できるフィツィ美術館やパラティーナ美術館にもぜひ足を運んでくださいね。メディチ家が手がけた豪華な内装と建築物は、ふたりの新しい生活に、ヒントを与えてくれるかもしれませんよ。
一生の宝物にしたいフィレンツェでの記念写真。ロマンティックな街並をバックに特別な一枚を残したいですよね。オススメはサンセットのミケランジェロ広場。フィレンツェの美しい街並みが一望できる広場で、思い描いた憧れの写真を撮影できます。
フィレンツェの旧市街が背景に生えるヴェッキオ橋での写真撮影もオススメ。ほかにもフィレンツェの象徴クーポラを入れてフィレンツェらしい一枚が望めるジョット鐘楼での撮影など、撮影ポイントはいろいろ。フィレンツェで、ふたりの大切な時間を写真に残しましょう。
トスカーナ地方を満喫したいカップルは、ぜひオプショナルツアーを利用して近郊へ行ってみましょう。たとえば有名なピサの斜塔。フィレンツェからは電車で1時間。傾いた斜塔はフォトジェニックで期待を裏切りません。ベストな撮影ポイントは、広場の中心にあるドゥオモの南側あたりですよ。
シエナも人気です。バスでもアクセス可能なシエナは、オリーブの樹が続くトスカーナの田園風景の中にあります。見事な街並みは中世に迷い込んでしまったかのよう。
もう少し遠くまで行けるカップルはサン・ジミニャーノもオススメ。かつての富と権力を象徴する塔が14本建っているこの街では、趣ある街並みと「ヴェルナッチャ」という白ワインやイノシシのサラミなどが楽しめます
イタリアハネムーンではぜひ欲張りに人気都市を巡りたいですよね。フィレンツェとヴェネツィアはフィレンツェ中央駅から高速電車で約2時間。駅には改札口がないので、そのまま駅構内へ入って乗車することをお忘れなく。
ヴェネツィアからローマへ行ってみたいカップルは、高速電車のイタロに乗ってみましょう。フェラーリ社やアパレルブランドのトッズなどが運営するこの列車。フェラーリのイメージカラーであるレッドを取り入れ、高級感あふれる車体が注目を集めていますよ。
滞在日数はそれぞれローマとフィレンツェには少なくても2泊、ベネツィアは1泊2日は欲しいところ。南から回るのか、それとも北からか、そして美術館の予約がうまく取れるかなどを考慮しながら上手に計画して、イタリア人気都市を満喫しましょう。
食のイタリアでのハネムーン。「もちろん郷土料理はいろいろ食べたい」というカップルが多いのでは。内陸のトスカーナ地方では塩、胡椒とオリーブオイルでシンプルかつ豪快に、そしてしっかりとした味付けで料理するのが特徴。
トスカーナ地方の上質な赤身の牛肉を炭火で香ばしく焼いたフィレンツェ風ビーフステーキや豆料理などが有名です。
そしてもちろんお料理と一緒に赤ワインを楽しむのが人気ですよ。
フィレンツェのあるトスカーナ地方はワインでも有名です。中でも赤ワインのキャンティは、ワイン愛好家にいつも人気。フィレンツェからキャンティの中心部を通りシエナまで続く道222号線は別名「ヴイア・キャンティジーナ(キャンティ街道)」と呼ばれ、数多くの有名ワインが生産されています。
ワイン好きなカップルにはぜひオススメの観光スポット。ハネムーンの思い出になるワインに出会えるかもしれません。
またワインと一緒にプロシュートやサラミをお土産に。こちらもトスカーナの特産品です。
ピチ、またはピンチと呼ばれる、モチモチした食感が美味しい手打ちパスタが、フィレンツェでは人気です。シンプルなトマトソースはもちろんキノコソースなどにも合わせていただきます。
また、牛のハチノスをトマトソースで煮込んだトリッパ、薄く切ったトスカーナパンにレバーペーストを塗ったクロスティーニなども、ハネムーン中にぜひいただきたい料理。
ピティ宮殿近くのオステリア・トリッペリア・イル・マガジーノではトスカーナ地方のお肉や臓物料理がリーズナブルにいただけて有名ですよ。
レストラン探しに迷ったら、ワインショップを兼ねた軽食を楽しめるエノテカを利用するのもオススメ。チーズやトリュフなどのサイドディッシュをワインと一緒にいただけます。
そして食後にはピサ発祥のお菓子カントゥッチ(ビスコッティ)もお忘れなく。食後のデザートとして甘いワインに浸して召し上がれ。新婚旅行のスイートな思い出になること間違いなしです。
ドゥオーモ(大聖堂)からヴェッキオ橋にかけては、フィレンツェで一番賑わうショッピングエリア。とくにトルナブォーニ通りにはグッチ、タニ ノ・クリスチナといった有名ブランドが立ち並んでいるので、ちょっと贅沢な思い出の品探しにぴったり。宮殿だった建物が本店のサルバトーレ・フェラガモでお気入りの一足を選んだり、カルティエで一生モノの時計を探したりすれば、ハネムーンが一層魅力ある旅になること間違いなし。
また革製品のボヨラや陶器のジノリなど、フィレンツェを代表する老舗があるのもこの近く。買い物がしやすいエリアです。
おみやげとして人気の皮手袋と文房具はサン・ロレンツォ教会やヴェッキオ橋の近くで。小さいながら魅力的なお店がたくさんありますよ。これはというお店でいろいろ希望を伝えてみましょう。きっと理想のものを見つけてくれます。
また日曜に各所で開かれるメルカート(市場)も訪ねてみましょう。ドゥオモから近くのチョンピ広場やウフィツィ美術館近くの新市場広場には革製品や骨董品などの店がならぶので、掘り出し物を見つけてみては。
世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は13世紀の修道士が作ったレシピをもとに作られる香水や化粧品、アロマ製品が有名。パッケージもかわいいので、お土産にすれば喜ばれるますよ。
そして、フィレンツェといえば革製品。やわらかい上質な手袋や鞄などは、ぜひ新婚旅行のお思い出に購入して帰りたいですよね。
クローブヴァクトリー・マルテッリでは上質な革手袋が購入できるので人気がありるんです。ヴェッキオ橋近くのサンタ・マリア通りにあるこの店では手のサイズを測り、色など自分の好みで選ぶことも可能。お気に入りの手袋が見つかりますよ。
ほかにも熟練した職人が作り出すコインケースやカバンが有名なパオロ カランディーニなど、革製品を扱うお店はたくさん。コインケースなどに名前を刻印してくれるところもありますよ。
新婚旅行では、会社の同僚やお友だちへのお土産探しに頭を悩ますところ。そんなとき、チョコレートはバラマキ用お土産選びにぴったりですよね。日本でも人気のヴェストリはトスカーナ生まれ。生チョコのような食感が美味なチョコレートは大切な人へのお土産にぴったり。
またバッビ社のチョコウエハースは、ひとつずつ小さく包装されているので会社用にはベストチョイスです。ヴェンキ社のクボットチョコキャビアは代わりネタで、お友だちに喜ばれるかも。
またワイン好きなお友だちにはイタリア産のワインが勢揃いのエノテカ アレッシで、トスカーナ産のワインを購入してみては。
いろいろ見比べてお土産を選びたいカップルにはデパート&スーパーがとっても便利です。レプブリカ広場近くにあるラリナシェンテは衣料品からコスメや雑貨などすべてが揃う総合デパート。ブランド製品を購入したい人にはオススメ。ドゥオモ近くにあるイータリーはロケーションが良く、便利ですよ。
レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロ、ボッティチェリなど、イタリアの巨匠たちの作品を見ることができるのがウッフィツィ美術館。
この美術館の見どころは、なんといってもルネッサンスを代表するボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」と「春(プリマヴェーラ)」。ほかにもダ・ヴィンチの「受胎告知」やラファエロの自画像、ミケランジェロの「聖家族」など、必見スポット満載です。
チケットは事前専用電話もしくはwebで。または受付でも購入できます。予約をしてない場合は長時間待つことになるので、朝イチか夕方がオススメ時間。見たいスポットがたくさんのフィレンツェハネムーンですから、事前にコンシェルジュにお願いして効率よくプランを組んでもらいましょう。
サン・マルコ広場にあるアカデミア美術館。ここはミケランジェロ彫刻作品を多く収蔵しています。もちろん有名な「ダヴィデ」が見られるのもここ。
ほかにも「髭の奴隷」「若い奴隷」「アトラス」などが展示されています。ボッティチェリの絵画作品なども充実。
所要時間は短めでも見どころたくさんのこの美術館は、ドゥオモから北に向かって徒歩10分。チケットはウェッブか美術館向かいにあるチケット売り場で購入できます。
ラファエロとティツィアーノ作品の収集に力を入れたメディチ家。そのコレクションを見ることができるのが、ピッティ宮殿内にあるパラティーナ美術館。
ラファエロの「大公の聖母」「身重の女の肖像」のほかティツィアーノの「マグダラのマリア」やボッティチェリの作品などが展示されています。荘厳な天井のフレスコ画もお見逃しなく。
憧れのフィレンツェで素敵な思い出を残したい新婚カップルにオススメなのが、オプショナルツアーへの参加。たとえばワイン愛好家のカップルは、トスカーナ地方でワイン産地を巡るツアーにトライ。のどかな田園風景を眺めながら、美食の旅が楽しめます。
アルノ川左岸の裏路地を歩いて、職人工房を巡ってみるのもいいかも。フィレンツェはアートだけでなく職人工芸が発展したところ。靴や銀細工、ジュエリー、マーブル紙など、昔ながらの職人工房を見学すれば、フィレンツェでの思い出がさらに輝きのあるものに。
時間に余裕のあるカッップルは、崖の上にそびえたつサン・マリノ共和国もオススメ。世界で5番目に小さな国では、今でも残る中世の世界を満喫できます。また独自に発行している切手やコインはお土産にぴったりですよ。
食の都でもあるフィレンツェに来たら、やっぱり市民の台所であるメルカート(市場)は覗いてみたいですよね。
中央市場は地元の人が愛用する店も入った、フィレンツェ食文化の中心的存在。1階は食材、2階はフードコートに分かれているから、新婚旅行のお土産探しにはもちろんベンチに座ってフィレンツェ郷土料理のランプレドットを頂くのもオススメです。ティスティングをさせてくれる店が多いので、自分の目と舌で確かめて購入したワインとチーズなどを、ホテルに持ち帰って楽しむのもありですよ。
革製品や衣類などを探したいならサン・ロレンツォ広場に立ち並ぶ露天へ。マーブル模様の紙製品なども売っていて、見るだけでも楽しめます。
サンタン・ブロージョ市場は1876年から続く、庶民的で地元の雰囲気が味わえるマーケット。フィレンツェの生活をさらにディープに触れることができるスポットです
冷え込み対策にセーターや薄手のジャケットを用意しましょう。また急な雨が多い4月下旬は、雨具があると便利。降られたときはカフェなどで待つ、また羽織りものなどを持参して冷えを防止するなど、体調管理をすれば新婚旅行もスムーズになります。
天気は安定している時期です。日差し、紫外線が日本より強いですが、湿度が少なくカラットしてるので日差しをよけるだけで意外に涼しく感じられます。夏至のころは夜の9時ぐらいまで明るいので夜景散歩も楽しめますよ。
9月は残暑が続きますが10月に入ると気温が下がりはじめ、しのぎやすくなります。夜になると急激に冷え込むのでジャケットやコートは必須アイテム。ストールやスカーフがあると、便利です。また急に雨の日が多くなる時期でもあります。折りたたみの傘など、雨具はお忘れなく。
どんよりした日が多くとても寒いので、ダウンジャケット、マフラー、フリース、ニット帽、厚手の靴下など、しっかり寒さ対策を!かかとのしっかりとしたブーツなどで、悪天候の中でも観光を楽しめるように準備するとベター。
フィレンツェには高級感タップリのリストランテから気軽に入れるトラットリアなど、さまざまなレストランがあります。お食事の時間帯やレストランの格付けに合わせて服選びをしましょう。
ミシュラン3つ星クラスなら男性はシャツ、ジャケットもしくは、スーツ、ネクタイ、革靴で。女性はワンピース、ジャケット、ヒール、サンダル、パーティバッグ(靴とバッグはドレスコードに含まれる)があるとベスト。ちょっとおしゃれなレストランなら、ジーンズやショートパンツ、ハーフパンツでも大丈夫。でもリュックスタイルなどのカジュアル過ぎには気をつけて。
せっかくのワンランク上の新婚旅行ディナーを理由に、フェラガモの靴を彼におねだりしたり、グッチのバッグを新調したりもいいですね。
治安のよい日本。海外へ出向いた際に、予想もしない事件にはじめて巻き込まれて、海外では危険が隣り合わせということに気がつきます。とくにスリや置き引きは、どこでも起こること。バスの中、うしろから人が押してくるなと思ったら、お財布を取られていたなどはよくある話。スキを見せない、貴重品は盗まれやすいところに入れないなどの対策が大切です。
フィレンツェでは、ヴェッキオ橋やシニョリーア広場,ドゥオーモ周辺が要注意。アイスクリームやケチャップソース等をかけられ、拭いている間に盗まれる事例も報告されているようです。
ピサ(斜塔周辺)やシエナ等でもスリや置き引き被害にあう観光客が多いので、地方都市とはいえ、注意を怠らないようにしてください。
またお釣りのごまかしにも要注意。慣れない通貨での買い物は、大きな紙幣を出しがち。そんなとき、正しいお釣りが戻ってこないことも。慌てず、ゆっくり金額を確かめるようにしましょう。
人通りの少ない場所へ行くときは、タクシーを使いましょう。たとえ短い距離であっても、万が一犯罪に巻き込まれては、せっかくの新婚旅行が台なしです。出発前には渡航先の最新情報を入手して、その場所の十分な知識を得てから新婚旅行に出かけるようにしたいですね。
治安情報については外務省の海外安全ホームページで確認できます。
また、最新の治安情報を配信してくれる「たびレジ」は、出発前に必ず登録しておきましょう。
ハネムーンSは、「旅行会社の中でも新婚旅行に詳しい担当者」=【ハネムーンコンシェルジュ】に、無料で旅行プランを作ってもらえるサイトです。
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