スペインの首都、マドリッド。政治、経済の中心地だけでなく、数多くの美術館、博物館が集まるスペインきっての芸術、文化の街。
プラド美術館からソフィア王妃芸術センターまで名画がいっぱい。
(写真提供:スペイン政府観光局)
歴代の王が暮らしてきたマドリッドの王宮はスペインの歴史そのもの。
サンディアゴ・ベルナベウスタジアムで8万人と一緒に盛り上がろう!
(写真提供:RomanTickets)
マドリッド滞在のみで近くの都市を日帰りで観光する6日間のプランで、お1人当たり約25万円からが目安。
夏のヴァカンスシーズンを外して、モスクワやイスタンブール経由などの乗継便を利用する、ホテルのランクを下げれば、格安で行けます。
乗継便の場合は15時間~18時間かかるので、6日間だとかなり慌ただしいのは覚悟しましょう。
2016年10月より、日本航空(イベリア航空とのコードシェア便)が成田・マドリッド間の直行便就航スタート。所要時間は約14時間で、スペイン唯一の直行便になります。
ここから国内便に乗り継いでバルセロナやマラガ、セビリアへと移動ラクラク。LCCも就航しているので、格安で周遊したい場合に便利です。
マドリッドだけに滞在するツアーはあまりなく、バルセロナやアンダルシア地方など、いくつかの都市を周遊するパターンがほとんどです。
マドリッドで観光を楽しむなら2日間ぐらいで十分。ここを拠点に世界遺産の街トレドやセゴビア、アビラへ日帰りする場合はプラス1~2日ぐらい。5泊7日ぐらいのプランがベストです。さらにバルセロナ、アンダルシアと周遊するなら8日間以上を見ておきましょう。
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いつも暖かいイメージのスペインですが、マドリッドなどの内陸部では、夏と冬の寒暖差がとてもあります。
そして大陸性気候なので、年間を通して降水量が少なく乾燥している気候も特徴のひとつです。
特に夏はとても暑く、7月から8月にかけては日差しが強いので気温40度を超すことがしばしば。さらにハイシーズンのため、旅費も一気に跳ね上がります。
そんなマドリッドをハネムーンで訪れるのにオススメのシーズンは、暑さを避けた春と秋。日中の温度が暖かく穏やかな5月、9月はベストシーズン。ゆっくりと快適に観光ができます。
安くて空いてる、天候もまずますな時期を選ぶなら6月と10月、ぎりぎり11月ぐらいまででしょう。
服装は、日本とほとんど変わりませんが、真夏でも日中と夜の温度差が激しいので、⻑袖はかならず持参しましょう。また3月は雨が多い時期でもあるので、雨具も用意するのを忘れずに。
マドリッドは魅力的な街だけあって、さまざまなスタイルのホテルが点在。その選択肢の多さは、ハネムーン滞在を計画するときにとっても便利。
マドリッドハネムーンで高級ホテルに泊まりたいカップルにオススメなのが「ザ ウェスティン パレス マドリッド」。
世界中の著名人が利用するこのホテルは、まさにラグジュアリーの極み。ステンドグラスのドームが美しいサロンでは、朝食のビュッフェを優雅に楽しめます。クオリティーの高いレストランも入っているので、ロマンティックなディナーを楽しむのもいいかもしれません。
日本語スタッフがいて海外初心者さんでも安心なうえ、マドリードの中心に位置するので、観光にも便利なロケーション。ハネムーンを贅沢に過ごしたいカップルにはぴったりなホテルです。
ロケーションの良さでは「グラン メリア フェニックス」もおすすめ。世界が認める5つ星のこのホテルは、マドリッドの中心部、コロン広場すぐ隣りという好立地。
しかもモダンなデザインのホテルが多いマドリッドですが、このホテルは英国調でシックな雰囲気です。あくまでも伝統と格式を重んじたインテリアがラグジュアリーなのも魅力的。広々としたお部屋の窓からはライトアップされた街並みが一望できて、ロマンティックな雰囲気を高めてくれますよ。
歴代の王族の住居であった宮殿やお城など、歴史的な建築物を改装したスペインならではの国営ホテル、パラドール。残念ながらマドリッドには存在しませんが、マドリッドから南東に約45kmのチンチョンという田舎街に行ってみましょう。
車なら1時間ほどで到着するこの街に「パラドール デ チンチョン」があります。歴史ある修道院を改築したこのホテル、庭園はとても素晴らしく、落ち着きのある雰囲気。ほかのパラドールに比べるとお手頃なお値段が人気の秘密のようです。
チンチョンは、中世からある古い建物が魅力的なアニス酒とにんにくが名物という小さな街です。現在でも旧市街の中心部にあるマイヨール広場では、闘牛観覧が可能。充実した小旅行を楽しんでみては?
スペインの首都であるマドリッドは、歴代の王たちが収集した美術品や歴史ある建物など、見どころにあふれる街。観光スポットとエリアを事前に調べれば、限られた時間のハネムーン滞在中でも効率よく回ることができます。
まずは3万点以上の美術品を所有する、世界三大美術館のひとつとして知られる「プラド美術館」へ行ってみましょう。スペインの巨匠ゴヤ、エル・グレコ、ベラスケスなどの作品は必見です。
また「プラド美術館」から歩いて5分のところにある「ソフィア王妃芸術センター」にも足を運びましょう。ピカソ、ダリ、ミロなどの作品が堪能できる近代美術館です。
もう一つは「ティッセン=ボルネミッサ美術館」。大作はありませんが、ドガ、ピカソ、ゴヤ、ダリ、マネ、ルノアールなどの作品があり、写真撮影もOK。
この他にもマドリッドには、大小さまざまな美術館が点在しているので、ぜひふたりでアート巡りをしてみてはいかがでしょうか。
マドリッドといえば、世界に名高い名門サッカークラブ「レアルマドリッド」を思い浮かべるカップルも多いはず。
本拠地である「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム」での観戦チケットは、オフィシャルサイトから買うことができますが、試合の10日前から電話でも購入可能。
でもハネムーンだったら、ツアーに参加するのが便利です。試合のない日に開催されるツアーには日本語ガイド付きもあり、7万5千人収容の巨大スタジアムや選手ベンチ、更衣室などが見学できますよ。事前にハネムーンコンシェルジュに相談してみましょう。
またマドリッドを訪れたなら、ぜひ闘牛を見に行きましょう。「ラス・ベンダス闘牛場」ならほぼ年間を通して見学ができるからハネムーンには便利。
白熱の荒れ狂う雄牛と闘牛士の戦いを見るなら、3月から10 月のシーズン中にチケットを予約しましょう。スペインだけで味わえる本場の闘牛を見れば、ハネムーンの良い思い出になること間違いなしです。
そのほか、スペイン舞踊「フラメンコ」やオペラ、バレエなど優れた芸術をお手頃な価格で楽しめるのも首都マドリッドならでは。
オプショナルツアーを利用すれば、海外初心者カップルでもスムーズに楽しめます。スペインらしいエンターテイメントを、ハネムーン滞在中に堪能してみてはいかかがでしょか?
せっかくハネムーンでマドリードを訪れたのだから、その土地でしか味わえないお食事を楽しみたいもの。
カスティーリャ地方にあるマドリードの郷土料理は、北部や南部の影響を受けたバラエティ豊かな食材を使うのが特徴。
なかでもひよこ豆や腸詰め肉類、ブタの背脂の塩漬け、野菜などを煮込んだアラブ料理にも似た「コシード・マドリレーニョ」、牛モツをトマトソースで煮込んだマドリッド風カジョスなどの煮込み料理が有名です。
星付きレストランや歴史を感じるレトロなお店、バルまでバラエティ豊かなマドリッド。ここは気軽に立ち寄れるバルで、本場の味を堪能してみましょう。
マッッシュルームを使ったタパスが癖になる「メソン・デル・チャンピニョン」はマドリッッドのイチオシバル。カウンター席で、赤ワインのソーダ割りと一緒に堪能しましょう。
また「メソン・デル・チャンピニョン」近くの市場「メルカード・サン・ミゲル」にもバルがたくさん。スペイン各地の食材を使ったタパスが集まっているから、お店を見て回るだけでも楽しいですよ。
もちろんふたりで市場を歩き回グルメな品々を頬張るのもいいですよね。
もう少しゆっくりと食事を楽しみたいカップルには、世界最古のレストランといわれる「ボティン」がおすすめ。
ヘミングウェイが通ったことでも有名なこのレストランでは、仔豚の丸焼きをいただきましょう。釜でじっくりと焼き上げられたパリパリの皮とジューシーなお肉は、忘れられない美味しさ。
スープ、パン、ドリンクとデザートのついたセットで楽しめるから心もお腹も満腹になりますよ。
マドリッドのショッピングセンターは、ハネムーンの買い物にはとても便利なので上手に利用しましょう。
特に有名なのがスペインに15店舗の支店を持つ百貨店「エル・コルテ・イングレス」。地下にあるスーパーマーケットはチーズや生ハム、オリーブなど、スペイン食材がたくさん揃っていて、見るだけでも楽しいスポット。
もちろんバラマキ用のお土産探しにも最適です。ダリがデザインした「チュッパチャップス」やパエリアにも使うショートパスタの「パスタ・フィデウア」など、スペインならではの食材やお菓子を手に入れましょう。
スペインの中でも大規模な「パルケスル・ショッピングセンター」は、200以上のショップがずらり。「エル・コルテ・イングレス」やホテルまでも併設してますよ。
高級ブランドショッピングを楽しみたいのであれば、19世紀に高級住宅地用に拡張されたサラマンカ地区がオススメです。セラーノ通りにはスペインを代表する高級ブランドがいっぱい!
皮製品ブランド「ロエベ」やヨーロッパで人気のスペイン発デザイナーズブランド「アドルフォ・ドミンゲス」、スペイン皇太子妃もご愛用の「プリフィカシオン・ガルシア」、デザイン製の高い履き心地の良い靴が人気の「カンペール」、高級陶器人形ブランド「リャドロ」、小物から家具まで揃う生活用品雑貨店「ムスゴ」など、世界的ブランドが集結。閑静な街を散歩すれば、自分たち用のお気に入りアイテムが見つかるかもしれませんよ。
マヨール広場近くにある「サン・ミゲル市場」は中世から屋台を連ねてきた老舗のマーケット。バルなどの飲食店が多く集まっています。
また「セバーダ市場」は、食品の他に香水やインテリア小物などがあり、マドリッドの暮らしに密着したものがそろっています。
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