貴重な植生や生態系が色濃く遺ることから、島の約20%が世界自然遺産に登録されている屋久島。その森の中に佇む「sankara hotel & spa 屋久島(通称・サンカラ)」は、“滞在型レストラン”と称されるオーベルジュ型のリゾートホテルです。
地産地消にこだわった、屋久島ならではの味を堪能できる二つのレストラン。そしてゲスト1組ごとに専属で配置される執事=バトラーのきめ細やかなサービス。
神秘的な森の中に建つヴィラタイプの客室で、二人きりの時間が静かに流れます。オーシャンビューのプールや600冊以上の蔵書が並ぶライブラリーラウンジ、屋久島の自然から抽出したエッセンスを使用したスパなど、上質な時間を過ごすことができます。
時間を有効活用できる空の旅も、旅情を楽しめる船旅も魅力的
屋久島へのアクセス方法は、鹿児島から飛行機・高速船・フェリーの3つ。所要時間はそれぞれ35分・1時間50分~2時間45分・4時間ほど。
飛行機で移動して島での時間をたっぷり楽しむもよし、ゆったり船旅をエンジョイするもよし。福岡と大阪からなら、飛行機の直行便もあります。
サンカラがあるのは屋久島空港から車で40分ほど南に下ったところ。もちろん無料送迎付きです。
“泊まれるレストラン”オーベルジュ型のリゾートホテル
サンカラの特徴である“オーベルジュ”の発祥はフランスで、郊外に多く見られるホテルを併設したレストランの事をさす言葉です。遠方から来たお客様でも帰りの心配をせずに、美味しいお料理やお酒を楽しんでもらいたいという思いから、“宿泊設備を備えたレストラン=オーベルジュ”が生まれたと言われています。
サンカラの主軸である“食”を担うのは、フレンチの名シェフ・武井智春氏。地産地消を一番のコンセプトに生産者とのつながりを育み、直接買い付けることも多いのだそう。
そのためサンカラのテーブルには、市場に出回らない食材なども並びます。自家農園で採れた野菜もふんだんに使われます。
ホテルの名前となっている“sankara”とは、サンスクリット語で“天からの恵み”という意味。季節や気象状況によっても変化する屋久島ならではの料理数々が、ハネムーンを豪華に彩ります。
屋久島の自然の恵みを取り入れた、ラグジュアリーなスパ&プール
サンカラという名前の通り、スパにも屋久島の自然の恵みを贅沢に取り入れています。
スパ「sankara sana」で行っているのは、屋久島の自然から受け取ったエネルギーにより体内の足りない要素を満たすことで、体だけでなく心のバランスも整える“sana-being”。屋久島の雨と水、太陽と火、森林と山という3つのエネルギーを体内に取り入れながら、今一番必要なトリートメントセッション(ボディ、フェイス、タラソセラピー)をセラピストが組み立ててくれます。
スパで使用されるホットストーンも、屋久島の花崗岩。サンカラ本館に1室だけ設けられた「sankara suite」ならインスパルームも完備されているので、こだわりのスパをお部屋で受けることができます。
また、本館に設置されたオーシャンビューのプールは朝日を望むビュースポット。朝日に照らされた海と屋久島の森は一層美しく神秘的です。
そしてサウナ好きには朗報!今春から「サウナテント」がプールサイドに設置されました。
スチームサウナでたっぷり汗をかいた後、シャワーを浴びてさらにプールでクールダウン。サンカラのプールは屋久島の地下水を汲み上げた硬度10以下の「超軟水」です。肌あたりがやわらかで心地よく泳ぐことができます。
サウナとクールダウン、プールサイドで休憩を繰り返すことでまさに“ととのう”こと間違いなし。
サウナは冬のシベリアでも使われる「MORZH MAX(モルジュマックス)」で、冬季に伐採した広葉樹を薪ストーブで炊いて使用。薪はセルフでお好みの温度に調整可能だそうです。
完全予約制・貸切制、宿泊ゲストのみ使用できます。ぜひ利用してみては?
屋久島の自然と共生する“For the Yakushima”
サンカラは、屋久島の自然からの恵を受け取るだけでなく、環境保全も大切にしています。
屋久島の自然と共生していけるサスティナブルなホテルとして“For the Yakushima”を宣言。その精神は、地産地消料理の数々や「サンカラ基金」の設立、屋久島の自然についてより深く知ることができるガイドツアーなど、様々な形でうかがい知ることができます。
客室のアメニティも人と環境に優しいものにこだわっています。
屋久島の自然にゆったりと心がほぐれていく、ナチュラルでラグジュアリーな時間
森を吹き抜ける爽やかな風、木々の香りと鳥のさえずり。世界遺産屋久島の自然に囲まれた客室は、本館内の「サンカラ スイート」「サンカラ ジュニアスイート」と、独立して建つ「サンカラ ヴィラスイート」「サンドラ ヴィラ」の4タイプ。
屋久島の森を思わせる深いグリーンやブラウンを基調とした空間は、シックなアジアンモダン。アメニティは植物由来や屋久島産素材由来、添加物フリーなど、環境と人体への安全性に配慮したものが選ばれています。
プライベートな時間をラグジュアリーに満喫したいなら「サンカラ ヴィラスイート」
二人だけの時間をラグジュアリーに過ごしたいなら、サンカラ ヴィラスイート。本館から少し離れた別棟の貸切ヴィラで、ハネムーンを満喫できます。
海側の壁は一面ガラス窓になっていて、真っ青な海を臨むオーシャンビュー。広々としたウッドデッキも屋久島の風が心地よく開放的です。
またサンカラでは、スイートに宿泊すると1泊ごとに一人60分のスパトリートメントを受けられる特典も!ホテルにいながら屋久島の自然を贅沢に味わえるヴィラスイートは、ハネムーンにおすすめです。
屋久島ステイをゴージャスかつアクティブに楽しみたいなら「サンカラ ジュニアスイート」
本館内にあるジュニアスイートもオーシャンビュー。ヴィラのように独立したプライベート感はありませんが、レストランやプール、スパへのアクセスがスムーズです。
スパやプール、島内でのアクティビティなどをメインに楽しみたいカップルにおすすめのお部屋です。もちろんジュニアスイートも、1泊ごとに一人60分のスパトリートメントを受けられます。
「サンドラ ヴィラ」のうち1棟が最高級バスルームを備えた「ヴィラ マナサヴィラ」へリニューアル
「サンドラ ヴィラ」はリゾート内では最もスタンダードな客室タイプ。12棟24室のヴィラが森の中に点在するように立てられています。
1階はソーマ、2階はターラと1棟が2つのヴィラに分かれている構造。そのうちの1棟が大規模リニューアルし、贅沢なバスルームを備えたラグジュアリーな客室「マナサヴィラ(Manasa Villa)」へと生まれ変わりました。宿泊は2021年5月7日から可能です。
バスタブは寝そべりながらお風呂につかれる「寝湯スペース」を新設。24時間いつでもお風呂に入れるろ過循環式です。
2台の洗面ボールを備えたスタイリッシュな化粧室も魅力的。
リビングスペースにはミニバーを設置し、デイベッドやソファーから大型テレビの迫力映像を楽しむこともできます。
「マナサヴィラ(Manasa Villa)」でちょっと贅沢に“おこもり”ハネムーンを満喫するのもいいですね。
歯ブラシ一本に至るまで素材にこだわったホテルアメニティ
人と環境に優しいものにこだわって集められたアメニティの数々も魅力的です。
ヘアケア・シャワージェルソープ「THANN」は、人工香料や着色料を一切使用していない植物由来のソープ。フェイスケアやクレンジングジェル、モイスチャーローションなどのコスメは、屋久島で育った植物のエキスなど天然由来成分をたっぷり配合し、かつ着色料、鉱物油、合成香料、防腐剤、パラベン、フェノキシエタノール不使用のサンカラオリジナル。
シェービングジェルやモイスチャーソープもサンカラオリジナルで、同じく屋久島の自然由来、着色料や防腐剤などは使用していません。歯ブラシは燃やしてもCo2をほとんど排出しない生分解樹脂のもの、ヘアブラシも天然素材でできていて、ビニールによる個包装もあえてしていません。
滞在する者に壮大な恵みを与えてくれる屋久島の自然に、なるべく負荷をかけないようにという細部にわたるこだわりが、屋久島への愛と感謝の気持ちを物語っています。
現在、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、サービス内容や時間などの変更があります。最新の情報は公式ホームページを参照してくださいね。
二つのレストランで味わう、屋久島×フレンチという贅沢
オーベルジュ型リゾートホテル・サンカラでの一番の楽しみは、なんと言ってもお料理。サンカラには「okas」と「ayana」、ふたつのレストランがあります。
春はタンカンや山菜、キイチゴ、夏はマンゴーやパイナップル。ドラゴンフルーツ、秋はカンパチや伊勢エビなどの魚介類や、安納芋などの農作物、冬は特に、鮮度を保つため獲れてすぐ首を折って血抜きをした「首折れサバ」。
自家農園で採れた野菜もふんだんに使われます。
フレンチフルコース「okas(オーカス)」
“屋久島の大地を感じられる料理を”と話すのは、「okas」のシェフ・林 謙児氏の言葉。okasは、オープンキッチンを中心にカウンター席、テーブル席、個室からなる自然派フレンチフルコースのレストランです。
オープンキッチンで繰り広げられるプロの技やシェフとの会話も楽しみなカウンター席、プライベートな時間を大切にできるテーブル席や個室。好みの席で、サンカラ自慢の“天からの恵み”を堪能できます。
カジュアルフレンチ「ayana(アヤナ)」
数種類あるメニューの中から、 好きな料理を自由に組み合わせていただくプリフィックス・スタイルのレストラン「ayana」。“圧倒的なパワーを持つ屋久島の食材を使い、フレンチの枠を超えた料理でおもてなしを”という小山良孝シェフの言葉通り、ayanaで提供されるフレンチには、九州の郷土料理を始め様々な国のテイストが取り入れられています。
朝食に並ぶ焼きたてパンは、水も酵母も屋久島産。地産地消の有機野菜や果物をたっぷり使った贅沢な食事で1日が始まります。
同行ガイドも毎回驚かされる世界遺産屋久島の大自然
世界の山々を登ってきた経験豊富なガイドでも驚かされることばかりだという、屋久島の自然。サンカラでは、ガイドとともに山・森・水・里へ繰り出す様々なアクティビティが用意されています。
縄文杉に代表される悠久の森や、珊瑚礁と熱帯魚が彩る海、花崗岩が造り出す山々。日本のみならず世界の自然に精通したガイドだからこそ知り得る屋久島の表情を覗き見ることができる、貴重な経験が待っています。
自然と人間の共生について学ぶエコツアーも魅力的。レンタカーやクロスバイク、ロードバイクの貸し出しも行っているので、二人だけで屋久島観光を気ままに楽しみたいカップルにおすすめです。
オーベルジュ型のラグジュアリーで贅沢な屋久島ハネムーンを
季節、天気、時間帯によって、様々な表情を見せる屋久島の大自然。サンカラなら、ホテルにいながらにして壮大な自然の存在を感じることができます。
お部屋での森林浴やオリジナルのスパを楽しみながらホテルでゆったり過ごすのも、大自然の中に飛び込んでアクティブに過ごすのも自由自在。屋久島の大自然に深く優しく包み込まれ、特別な時間が流れます。
知る人ぞ知るおすすめスポットや島でのコアな過ごし方などの相談は、是非専属バトラーへ。オーベルジュ型リゾートホテル「sankara hotel & spa 屋久島」なら、贅沢でラグジュアリーな屋久島ステイが叶います。
sankara hotel & spa 屋久島
住所:〒891-4402 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生字萩野上553
電話:0997-47-3488
屋久島の新型コロナウイルス感染症対策について
屋久島は離島になります。島内での医療体制は都会とは異なり脆弱ですので、お出かけの際はぜひ旅のマナーを守ってお過ごしください。
- 旅行の2週間前から三密を避け、感染防止対策を徹底した生活をお過ごしください
- ご自身の体調管理、チェックを入念に(発熱やだるさ、咳などの症状があれば早めに旅行をキャンセル)
- 身近な方に感染者がいた場合は旅行を控える
- リゾート滞在中も手洗い、うがい、マスク着用を徹底
航空会社では独自にPCR検査を受けられるサービスを提供中。搭乗日の1週間前までに申し込むことができます。
こういったサービスもぜひ活用し、安心・安全な旅をお楽しみくださいね。
※屋久島における新型コロナウイルス感染症経過レベルと行動目安はこちらを参照してください。