芸術の秋です。バルセロナには、ピカソ美術館、ミロ美術館、カタルーニャ国立美術館など、アートファンなら外せない美術館がありますが、「美術にはあまり興味がないの。」という方にも是非おすすめしたいのが、ゴシック地区にあるフレデリック・マレス美術館（Museo Frederic Mares）です。
彫刻から日用品まで、膨大なコレクションを誇る美術館
彫刻家であり、コレクターでもあったフレデリックが集めた膨大な数のコレクション。 古代、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックから19世紀末までの彫刻が所狭しと並んでいる様は圧巻です。
マリア様とイエス様の母子像が一堂に会すると、母親教室さながらの楽しい会話が聞こえてきそうです。
優しそうなマリア様、厳粛なマリア様、愛らしいマリア様、皆個性があって、思わず見入ってしまいます。
磔刑のキリスト像も、何体あるかしら・・・数があればいいというものではないですが、宗教を超えたエネルギーが伝わってくるようです。
ガラスケースに収まっていない彫刻たちと向かい合うと、まるで彼らの息使いが伝わってくるようです。
生き生きとした生命体と対面しているような気持ちになれるのが、この美術館の魅力です。
上階には、日用品、人形などの、これまたぼうだい膨大な数のコレクションが陳列されています。
パイプやトランプも、よくこんなに集めましたね。
カテドラルの左横側、観光スポットのど真ん中にありながら、美術館前の庭にあるカフェテリアは、ほっとする空間です。
ハネムーンでゴシック地区を散策されるなら、このカフェテリアでちょっと休憩していきましょう。
■「フレデリック・マレス美術館」（Museo Frederic Mares）
第一日曜日（11:00～20:00）と毎日曜の午後（15:00～）が無料。それ以外は、一般チケットで、4.20ユーロ。
住所：Placa de Sant Iu, 5-6, 08002 Barcelona
