ローマから車で約1時間ぐらいのところにあるチボリ

ローマから東へ約30㎞程度、車で1時間弱でティボリ(Tivoli)という街に着きます。

ティボリは、古代ローマ時代にローマ皇帝が別荘を建てた風光明媚な場所。

市内を流れるアニエーネ(ラテン語でアニオ)川は、古代ローマ水道の水源としても利用されるなど、水資源が豊かなところでもあります。

ルネッサンス期には法王や貴族が別荘を建て、イッポリト・デステ枢機卿が修道院を改築した館「ヴィッラ・デステ(Villa d’Este)」は世界遺産になっています。

ローマから地下鉄・バスを使ってアクセス可能

イタリアの青いバス

ローマからコトラル(COTRAL)社の市街バスでも行くことができます。

●ローマ地下鉄B線「ポンテ・マンモロ(Ponte Mammolo)駅」下車

●コトラル(COTRAL)社の市外バス「ティボリ(Tivoli)」方面行きに乗り、終点一つ手前の「ラルゴ・ナツオーニ・ウニテ(Largo Nazioni Unite)」下車。約45分くらい

料金 片道2ユーロ、往復を購入しておけば安心です。1日乗車チケットもあるので、地下鉄を含めたコトラル(COTRAL)社のバス利用がカバーされます。

バスに乗ったら、黄色の刻印機に切符をいれて刻印することを忘れずに!

チケットの刻印器

刻印がされた時点で、切符の使用開始となります為、刻印を忘れると、無賃乗車として罰金の対象となります(刻印しないイタリア人が結構いますが自分たちは必ずしましょう!)。

各時間、10分~15分毎に出発しています。

ローマを朝10時に出発して、見学をしても、夕方にはローマに戻ってこれます。

ティボリといえばやっぱり「ヴィッラ・デステ(Villa d’Este)」

ティボリ3

ティボリ(Tivoli)といえば、エステ家の別荘が見どころです。なんといっても世界遺産に登録されている別荘ですから。

ティボリ(Tivoli)中心のガルバルディ広場(Piazza Giuseppe Garibaldi )の先(徒歩)に、エステ家の別荘(Villa d’ Este)があります。

4.5ヘクタールの敷地内の庭園には、噴水、池など水をあしらった芸術の数々に訪れる人は一応に度肝を抜かれる事でしょう。

ティボリ2

特にオルガンの噴水、高い位置に溜めた水をパイプに通し、10mもの吹上噴水の景色は見事です。

ティボリ4

庭園には面白い噴水(おっぱい噴水)もあります。子宝を意味しているそうです。

ティボリ5

庭園だけでなく、別荘内も見学できます。フレスコ画で飾られた壁、邸宅内にも設置されたミニ噴水の数々、当時のエステ家の財力の強さがうかがえます。

イタリア中北部のフェッラーラ市のエステ城もエステ家の邸宅でした。

水の流れは人の気持ちを落ち着かせる力があります。

新婚旅行での疲れを癒す場所として、エステ家の庭園を散歩されてみてはいかがでしょうか。

高台に位置するため、景色も空気も素晴らしいです。

ティボリ6

お二人の素敵な旅行のアイデアに。

ハネムーンSのお勧め!

2014年 ローマより 桜子

 

<Information> ヴィラ・デステ Villa d’Este(Tivoli)

住所:Piazza Trento 1, 00019 Tivoli
開館時間:8時30分~19時45分
※平常時間は季節によってまちまちなのでホームぺージで確認を!毎週月曜休館
入場料:10ユーロ(2018年5月から)

 

ティボリにあるもう一つの世界遺産「ヴィッラ・アドリアーナ」

もうひとつの世界遺産「ヴィッラ・アドリアーナ」

ローマ皇帝ハドリアヌス(イタリア語でアドリアーノ)が建てた別荘跡。

建物、神殿、大浴場、図書館、劇場、競技場などがあり、古代ローマらしい壮大な別荘となっています。

実際に見ることができるのはその一部で、カノプスといわれる池と神殿遺構のみ。

ヴィッラ・デステとは少し離れていますので、路線バスを利用して両方回るのは少しきついかも。

ローマ・テルミニ駅出発で両方回れる半日(4時間30分)のオプショナルバスツアーがあります。ただしガイドは英語。お1人14,800円ぐらいです。

日本語の話せるドライバー付き専用車プランであれば、29,100円ぐらい。日本語ガイド付きなら31,900円ぐらいで催行しているようです。

詳しくはハネムーン・コンシェルジュに気軽に相談してみましょう。

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