Bonjour!
今日から、皆様にパリ、そしてフランスの魅力をお伝えすべく、色々な情報をお伝えしていきたいと思います。
さて、第一回目はフランスらしく・・・ロワール川沿いのお城を探索しましょう!
数あるお城の中でも、シュノンソーはとても人気のあるお城。それも納得。シェール川の上に建てられ、水に映るその姿は本当に美しくてロマンティックです。
よく、シャンボール城は男性的なお城、シュノンソーは女性的なお城、と比較されますが・・・。尖った塔や、アーチ型の橋、その袂に広がる庭園は、まるでおとぎ話の中に迷いこんだかのような錯覚をおこさせます。
以前は馬車が行きかっていただろうと想像も膨らみます。前庭を進むと、この奥にお城が・・・
お城の所有者が代々女性であったことから「6人の奥方の城」とも呼ばれています。
このうちのディアンヌ・ポワティエとカトリーヌ・ド・メディシスの、嫉妬と愛情の複雑な関係はよく知られています。
20歳以上も年上のディアンヌですが、その美しさからアンリ2世は首ったけ(でもディアンヌはアンリ2世のお父さんの愛人でもありました)。面白くないのはアンリ2世と結婚したカトリーヌ・ド・メディシス。
私がすごいと思ったのはディアンヌの「賢さ」。アンリ2世が自分に夢中すぎてカトリーヌ・ド・メディシスと離婚してしまうと、もっと若くて美しい女性が後妻に来て自分の地位が危ぶまれる、と考えたディアンヌ。あまり美しくなかったカトリーヌが正妻として残れるように、アンリ2世と子供を作らせるのです。
このおかげでカトリーヌの正妻としての地位も安泰・・・。愛人を憎んでいいのやら、感謝していいのやら・・・複雑すぎる関係ですね(笑)
こちらが美貌をほこったディアンヌの肖像。当時、髪の毛をほどいていたのは娼婦だけだったため。高貴な女性は全て髪を結ったスタイルで描かれています。
そしてこちらがカトリーヌ・ド・メディシス。
確かにディアンヌの方が綺麗(笑)
シュノンソー城を回った後は、リラの花が咲き誇り、ラビリンス(迷路)のある庭園を散歩してもよし、次のお城へ向かうもよし。
もし余裕があって1泊できれば、近くのシャンブル・ドットに泊まって「フランスらしい」宿泊体験をしてみてもいいですね!
新婚旅行は、パリもいいですが、少し都市を離れてみるのもおすすめです。